
手術のほとんどは局所麻酔で行うため入院は必要ありませんが、手術後の安静はある程度必要です。以前は、骨の量が少ない場合、入院して腰やひざの骨を口の中に移植する手術が必要でしたが、現在は必要なくなりました。また、サイナスリフトやオールオンフォーのような比較的大きな手術にも入院は必要ありません。しかし、心臓病の場合などは、麻酔医立ち会いの下で外来手術をすることもあります。
基本的に年齢制限はありません。骨の代謝が残っている限り、何歳でもインプラント治療はできます。全身状態に問題が無ければ当センターでは80代の方にも行っています。一般的に15歳未満の患者さんには行いません。15〜17歳の方はケースバイケースで行います。
歯周病の方でもインプラントはできますが、ある程度、歯周病を治療してから行います。歯周病をコントロールしておかなければ、インプラント自体が歯周病になってしまうかもしれません。歯周病の治療と並行してインプラントを行うこともあります。その場合は、インプラントと骨がくっつく期間に歯周病の治療を行います。
ほとんどの場合、骨を増やすことができるためインプラントの治療ができます。骨を増やすGBR法や、上顎洞を持ち上げるサイナスリフト、ソケットリフト、骨の幅が足りないときのスプリットクレスト法など、さまざまな方法があります。また、骨の移植をしなくて済む方法もあります。
全身状態に大きな問題がある場合はできません。例えば、心臓病、重度の糖尿病、重度の骨粗しょう症、リウマチ、脳梗塞の既往症、アゴの骨が極端に少ない場合、ビスフォスフォネート製剤を服用している場合などです。(条件しだいで可能な場合もあります)。また、歯ブラシが嫌いな方、ヘビースモーカー、検診できない方も 受けられません。
可能です。歯が1本もない場合は、オールオンフォー、磁石を使ったインプラント法などがあります。
インプラントは金属ですが、純チタンのため、金属アレルギーの心配はまずありません。チタンの表面は酸化膜でおおわれ、金属が持つ化学反応性を失った状態です。また、活性水素を放出し、細胞の酸化を防ぐ、制ガン作用を持った唯一の金属です。チタンアレルギーの方は極めて少ないので一般的には問題ないでしょう。チタンアレルギーが疑われる場合は、皮膚科によるパッチテストやリンパ球幼弱化試験等で行います。